LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

勇敢であれ

f:id:yurixlovemax:20210615182756j:plain

東京はとても梅雨らしい天気で、曇り空から時折光が差しても、パラパラと雨が注いでも同じ。ベースにあるのはどっちつかずのグレーな空だ。

白黒つけることなく曖昧のまま、グレーのまま、いやいやグレーとかでもなく何者でもないままにいられる「強さ」というものがあることを知る。
何者でもないということは、何者にでもなれるということだ。自分の内にある無限の可能性とか、とてつもないスケールの自由さ、そして、未来は白紙だと受け入れることは怖い。怖いから、可能性よりも安全な今がこのままずっと続くことを望む。
例えばそれが、どんなに不自然であってもね。変化したくない。頑強なまでに抵抗して、遠ざけようとしているのは、結局「死」なのだろうと思う。
死にたくないし、誰にも死んでほしくないよな。切ないな。それでも生きるということは、刻一刻そこへ向かうことなのだよね。変化は死を思い出させる。ほんとうはすべては舞瞬変化している。舞瞬死んで、また生まれている。今この時のかけがえのなさを心ゆくまで噛み締めて、そして、わたしは勇敢でありたい。

ピアノを弾き始めて1ヶ月足らず。
日記を毎日書かなくなって、まだ10日くらいかな。眩暈がしそうなほど自由な日々を過ごしているよ。
日記を書くことで毎日毎日確かめていた「わたし」という概念からそーっと離れてみて、それはまるで「かたち」のないものだと知った。わたしが感じていること、想い、哲学や言葉のすべてはどこまでも変わり、限りなく移ろうのだということ。

それでも消そうとしても消えない。
移ろわない、揺るぎないものだけが残り、何をする時にも「わたし」という存在を介して現れる。その確かなものと1つである時、わたしはいつもしあわせなのだ。

勇敢でありたい。
誰のことも縛らない。
本質を信じ、そこに寄り添うことができるように。

ユリ:yurixlovemax@gmail.com