大切をきずくもの <358/365>
※この日記は1年365日間、連続更新に挑戦中です。<継続>を誓って、今日で358日目。
ピアノ7日目。
取るに足らないなぁ。
こうして日記を書いていることも、ピアノに夢中なことも、仕事も家事もぜんぶ。わたしの行いや考えること、思想や存在などはほんとうにちっぽけで、取るに足らないと思える。ああ、それはなんと風通しがよく、うれしいことなのだろう。
たとえばわたしがすべてを放り出して、このまま藻屑と消えてしまっても、宇宙はびくともしない。生態系も世界も何事もなく回り続けるだろう。なんと頼もしく、わたしはなんと自由なことか。
小鳥のようだ。
わたしはほんの一瞬、この世界に現れてひたすらに命を謳歌する。時が来たら空に溶けてしまう、小さな小鳥のようだと思う。
生きることに意味はいらない。
なんだか最近そんなふうに感じるようになった。この命を惜しみ無く使い、伸び伸びと遊び、味わい尽くせば充分なのだと。何者にもならなくていいし、何も成さなくていい。すべてを賭けて生きるだけだ。
ピアノを弾くようになって思ったこと。
「不要不急」という言葉によって、切り捨てられようとしているものの中には、わたしたちの命を救い、支え、伸びやかに輝かせるものがあるような気がする。
歌って、語って、抱き合って笑って。共に泣き、共に生きる。「今」この時のかけがえのなさは、わたしには、寝食と同じくらいに「生きること」に近い。
必要なこと、緊急なこと。
そこからはみ出したところにある「大切なもの」は何だろう。今の状況はね、それを見つけていく絶好のチャンスなのかも知れないよね。内へ向かおう。問いかけよう。
あなたに何を告げたい?
歌うこと、生きるのよ
未来に何をつめたい?
大切をきずくもの。
ユリ:yurixlovemax@gmail.com
ピアノ課題曲#4
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