LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

いとおしき勇者たちへ <280/365>

おお、今日は311なのね。
今年は震災から10年ということで、きっと多くの人があの日に想いを馳せていることだろうね。

わたしたちが普段、当たり前のように享受しているもの。それは、平和だとも何とも思わずに、ずっと続いていくと信じている「日常」だと思う。だけどその実体は、あまりにも儚い。たとえば、地球がくしゃみひとつしただけでも、脆くも崩れ去ってしまう。「日常」とは、ほんとうは、奇跡のようなもの。恵みの中の恵みなのだと思う。

そんな事実と直面することは、今、目の前にある「日常」を、別の角度から向き合う絶好のチャンスだとも思える。コロナのこともそうだけど。ほんとうは、いつも、ものすごーくそばちかくにある「死」に気づくことで「生」が際立つ。今がどれだけ煌めいていることか。かけがえがないのか。そして、大切なことは何か。不要なものは何か。などなど。

この世界では、どんなに美しいことも、どんなに残酷なことも、いつだって、同等に起こり得るのだ。人はそれを、幸、不幸に分けるけれど、地球にとってはどちらでもなく。きっと、起こることが、ただ、起こっているだけなのだろう。ずれたバランスを戻そうとする反動。減ったものを補うための反応みたいな感じで。自然に。

わたしは、そんな、生きているだけでアドベンチャーのような、この素晴らしき世界の、同じ時代を生きる人たちは、ひとつのチームだと思うのだ。
そして、震災のような全体レベルの困難に見舞われた人たち、そこを生き抜いた方、命を落とされた方の、どちらをも誇らしいと思う。美しいと思う。ありがとう!!!と思うのだよ!!!
いやいや、ほんとうは誰も苦しんでほしくないけれど…それでもやっぱり、讃えたい想いが上回る。いとおしさが込み上げる。溢れてくるのは、ありがとう!!!わたしたちは、みんなもれなく勇者なのだと思う。いつか、わたしにその番が回ってきたとしても、願わくば、勇敢に美しくありたい。だけど、叫びながら逃げまどうのかも知れず。うん、どちらでもいいよ。起こるままに。

共に生きよう。
ダサくて、弱いけど、最強にかっこよく。
起こることは、共に受け入れよう。
死ぬときまで、共に生きていこう。
わたしはわたしの「生」を生きるから、あなたはあなたでいておくれ。

わたしは誰も置いていかない。