LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

開け、開け、開け! <263/365>

今、目の前に拡がる現実と、もっと溶け合ってしまいたいと思った。感覚もハートも全開にして。
風と街路樹が奏でる音と匂い。生き生きとした生命の感触。鳴り止まない鼓動。関わる人たちと、言葉だけではなく響き合う感覚。
五感のすべてよ。開け、開け、開け、開け。もう二度と閉じなくなるくらいに開き切ってしまえ。

今日は、そんなことを思いながらの仕事の日。日毎に開いていく、めんこいお花たち。

f:id:yurixlovemax:20210222183921j:plain


エックハルト・トール先生は、「過去でも未来でもなく、今この瞬間に在るとき、あなたは大丈夫じゃなかったことがありますか?」というようなことを言っている。答えは紛れもなく「No」なのだけど…「今この瞬間、わたしは大丈夫だ」と思うときの「大丈夫」のレベルというものは、つくづく桁外れだなぁと思う。
なにも心配ごとがないとか、痛くもかゆくも苦しくもないとか、そういうことじゃなく。すべてがどっちでもいいと思える、無条件の「大丈夫」だ。思い通りになってもならなくても。すべてを得ても失っても。究極、死んでしまっても大丈夫だよ、などと思う。

わたしはその究極の「大丈夫」を体感するのが大好きだ。
だけど「今この瞬間」にほんとうの意味でいたことなんて、まだ全然ないと知っている。映画の予告編をほんの数秒みただけで、全編をみつくしたかのように感動し、感想を語りまくっている自分に苦笑する。
「やれやれ、できてるふりとか、ぜーんぜんしなくていいのに…(笑)」と思う。
「よし!今このときにいるぜ!」なんて思うときはいちばん「今」にいないときだ。
ほんとうの瞬間はもっと、花が開くように、水が流れるように、起こる。そう、やるんじゃなくって、準備が整ったところに、ただ、自然に起こるのだろう。

花にはまるでかなわない。