自分の足で立つ＜273／365＞

優雅な休日。

家事やお買い物を終えて、ゆったりとビールを飲みながら、読書三昧の昼下がり。まだ日も高いうちからね。なんとも贅沢なひととき…今ここにある平和をめいっぱい堪能している。ああ、しあわせ！！！今日も生きている。健康で、家族や友達もみんな無事で、世界は平和だ。ああ、有りがたき、今、このときよ！！！

それにしても、ニュースというものは、平和ではないことをピックアップするものなのだよね。そして、不安や無力感をあおろうとする。そういう類いには反応できないのだよ。お涙頂戴的なものでは泣けない。たとえ全米が泣いたとしても無関係だ。

わたしはテレビをほとんど観ないし、ネットでもお天気と、コロナの死者数の増加を軽ーくチェックするくらいだ。すべてのニュースは「それを知って、わたしはどう感じるか、どう反応するか」という素材だと思っている。なので、ふつうに報道される以上のことを自分で取りにいって調べるし、興味深いと思ったとこは掘ってみたりもする。

それでも、わたしが今、生きているこの「世界」というものは、わたしだけのものだ。「何が正しいか」などに関心はない。敵はどこにもいない。たとえ悪の勢力に思える存在が、この世界を支配しようとしているように思えたとしても、そこに反応することも、不安や怖れや嫌悪も、わたしだけのものだ。その主導権を明け渡すことはしない。

わたしの世界のまん中には、「わたし」という揺るぎない「意識」がある。源のようなところ。生まれてから１度だってびくともしたことがない。中心の中の中心。

わたしを動かすのはそこだけだし、従うのもそこだけ。だから、外側で何が起こっても、わたしの世界は平和なのであーる。

「誰の上にだって、お日さまは昇るんだ」とヒロトは歌う。

そう、誰もが、自分の世界のど真ん中を生き、たえずそれを統べ、創造しているのだとわたしは思っている。そして、どんな世界も尊敬にあたいすると思う。なぜなら、わたしには逆立ちしたって感じられないことを感じ、見られないものを見て、生きられないことを生き、創れないところを創造しているのだから。ビューティフル！ワンダフル！！

わたしは、この先の未来、誰しもが自分の世界のまん中を「王」として、生きる姿がみたい。わたし自身がまさにそうありたい。自分の足で立つこと。自分の言葉で話すこと。自分のリズムで踊ること。デタラメだってなんだってかまわない。自分の中の「ほんとう」をあらわす姿がみたい。

決められたリズムで踊る人波から外れても、笑われても、その姿はビューティフル！ワンダフル！！

わたしの涙腺は、そういうときに崩壊してしまう。どうかどうか、あなたはあなたでいておくれ。わたしも、どこまでもひたすらに、わたしを生きていくから。命を懸けて。