LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

しなやかに揺らぐ <272/365>

東京は冷たい風吹く日。
それでも春の気配を、体が確かに感じとってゆるんでいく。

変化のときは、いつも、不安定を通過するのだよね。ゆらゆらと、風になびく木立のように。激しく、しなやかに、惜しみ無く揺らいで、風が止んだら嘘のように安定が訪れる。不安定は止めようとしなくてよいのだ。止まるときに止まる。また風が吹いたら揺らぎ出す。そんなふうでよいのだ。

今ここで、なんの答えも出さなくていい。解ろうとすることはあきらめよう。風吹くままにゆだねてしまえばよい。それは、自分自身が、自由に変化することを赦すことだ。行きたいところへ行かせてあげること。思いきって、リードから手を離して、自分自身を放し飼いにすることだ。
大丈夫だよ、この風を起こしているものこそが、ほんとうの自分なのだから。

わたしたちは、つねに、縛って、見張って、安全圏からはみ出さないようにコントロールしなければならないような、そんな無力な存在ではないだろう。

一定であろうとしなくてよいのだ。いつも元気とか、いつも明るくやさしく、いつもいつも、笑顔と思いやりに溢れているとか。そんな不自然なものにならなくていい。

見えなくなるより、笑われていたい。
言えなくなるより、怒られていたい。
(Byブルーハーツ)


すべてを開いて…
ゆらゆらと、揺らぐままにまかせよう。
吹く風に、抵抗するのを止めたとき、自分の奥にある、ほんとうの「揺るぎなさ」を想い出す。揺らいでも、揺らいでいなくても、どちらでもいいし、どちらでも無問題だ。
台風の中心は、限りなく穏やかで、雲の上は、いつも上天気。それをいつも憶えていよう。同じように、わたしたちの本質はびくともしない。