LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

夜明け前① <250/365>

大きな太陽に出迎えられる朝。
日々のすべてが、いとしくてならない。
こうしてあたりまえみたいに、渋谷川のほとりを歩いて通勤することも、あと2ヶ月足らずのこと。過ぎてしまえば、2度とは戻らない、戻れない日々だ。
そのことに無関心のまま、「あーあ、仕事行きたくないなー」などとほざいたりする。なんと贅沢なことなのだろう。

すべてのことが同じく、ひそやかに変化している。誰もが同等に、かけがえのない人生の残り時間を確かに消費して、今日という日を生き抜いていてゆく。

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わたしは50才目前になる今の今まで、自分が今、どこで何をしているのかよくわからなかった。いつも深い霧の中。暗中模索が精一杯で、そのとき、その場面で、自分が「生きる意味」をこじつけることで、なんとか繋いでいた。

こじつけのほとんどは「わたしはきっと間違えていない。なぜなら、回りの人にこんなにも必要とされているし…きっと大丈夫」みたいなやつだ。

それに真正面から気づいたときは、ものすごくショックだった。
「生きることに意味なんかいらねえ!」とか「人と比べることなど愚かだ!」とか言ってたし、思いこんでいたけれど、自分こそがヘビーユーザーだった。はい、わたしの名前は愚か者です…

だけどね、そんなことよりショックだったのは、そんな自分自身を、冷酷非道にジャッジしている自分に気づいたことだった。

「あーあ…それってだめじゃん!生きてる意味なくない?人生終わってるよね。これから何をやっても、どうせだめに決まってるよね。生きる意味ないよね?」
わたしは無意識に、自分にそんなことを言いつづけて、責めつづけていたのだった…

ひどくない?
あんまりじゃないか?
だけどこれって、今にはじまったことじゃないぞ…無意識にずっとずっと、何年も、何十年も、わたしは自分にたいして、あんまりなことをし続けてきたのだ。ああ、なんということだ…!!!orz

「わたし、本当に愚かでした…」などとションボリしている人に向かって、「うんうん。そりゃ、ダメだね。生きてる意味ないね。終わってるね」などと言い放てるものだろうか。なかなかにありえないことだと思った。人のことなら気持ちを分かろうとするだろう。寄り添いたいと思うだろう。なのに、どうして自分にたいしてだけ、わたしはこんなにも極悪非道なのか、血も涙もないのか。

こうしてわたしは、これまで自分自身をどのように扱ってきたかを、思い知ったのだった。orz

…このお話し、続きます。また明日ね!