手放すものと受け取るもの ＜245／365＞

今日はすごーーく書きたいことがあったのだけど、どうやっても言葉にできないまま、１時間くらい、書いたり、消したりしている。

「期が熟すまで待とう」
今日もまた『待つ』ことを選ぼうと思った。
早く書かないと忘れてしまうかも。消えてしまうかも。今まではそう思って、ものすごい力業で書いてきたのだなぁと思う。
忘れてもいい。消えてもいいよ。
わたしの手柄になどならなくていいのだ。日々の中で生まれる、フレッシュな気づきや想いは、万人のものだから。手を放して、わたしは今、軽やかに、溢れくる言葉を、丁寧に書く方が清々しいと感じる。

毎日文章を書くようになって、今日で245日。書けば書くほど、その行為の奥深さに魅了されていく。そう、書いた文章がどうかではなく、行為の方だ。わたしは書くことを通して、一体何をやっているのだろう。何をやり続けているのだろう。そんなことを思うことがある。それほどに、ここまでの245日は色濃い。大冒険すぎる。日々命を感じる。生きている。生きていく。

書くこと。
それと、平行して続けているのは、『今ここ』にあること。目の前にあることに、心を込めて向き合うことだ。
何度もはずれて、弱気になったり、ぜんぜんわからなくなっちゃっても、何度でも戻る。その反復で身についたものは、消えも忘れもしないのだと知った。