有限の中の無限 ＜222／365＞

バイトを休んで寝込んでしまった日。あぁ身体的には微妙なお年頃…だけどそれを凌駕してあまりあるほど、のびのびと湧きつづける、この元気、勇気は底を知らない。
この２つは意外にも、とてもいいバランスなのだなぁと思う。身体は有限であり、心、精神はどこまでも無限なもの。例えばコロナ渦で行動が制限されても、心までパワーダウンすることはない。わたしたちはたぶん、外へ向かって拡がろうとすること、動きまわることを「冒険」だと思い込んでいるのだろうね。
おそらくほんとうの「冒険」は、内へ内へと向かうことからはじまる。今ここ、この身体、存在のもとにすべてを集めること。「全集中」である。じっとしていることは、動きまわることよりぜーんぜんキツイけど、わたしたちは今こそ「全集中の呼吸」を身に付けるべきときなのかも知れない。(鬼滅の刃参照)

ここ数日、テーマのおかげで年を重ねていくことのよろこびについて改めて思ったのだけど…そうなのだよ、成長して老いて、得たら失い、病ぬこと、死へ向かうことは、ネガティブなことじゃない、自然の流れだ。生きることの副産物だもの、避けられないことだ。失うこと、死ぬことを避けるために生きると、自然に逆らっているから苦しいのだよね。長生きするために生まれことも、ほんとうの目的ではないからパワーダウンするのだよね。

右肩上がりで生きたいと思う。生命が表現したいこと、進化していきたい方向に向かって、ひたすらに拡がっていくことを、わたしたちは死ぬときまで止めなくていいのだ。どんどん強く、大きく、見たことのないようなしあわせ、よろこびを更新していけるのだよね！
そう思ったら、安心して老いて、安心して病み、安心して死んでいけるなぁと思った。自分にも人にもそれを赦そう。とてつもなく悲しくて切ないけど、だからこそ目の前にある奇跡をしっかりと味わおう。生きるってすごいことだ。いつもそこに目覚めていたい。