これでいいのだ！！！ ＜215／365＞

慣れない街、慣れない職場での初日。どっかーーんと墜落する。案の定、道に迷って遅刻するし、職場環境…うん、いろいろな意味でキツそうだぞ、これは。
だのに…心のどまんなかで「いいぞ！いいぞ！」という想いが湧きあがってくるのは何故だろう。予想通りに行かないこと、思い通りにならないことが多いほどに「これでいいのだ！！！」と思う。まるでバカボンのパパみたいに堂々と。

魂のもくろみとは、やはり人智では計り知れないものだ。改めてそんなことを思う。とにもかくにも、わたしの真ん中に揺るぎなく、バカボンのパパがいる以上、無理なのだ。降参するしか手はない。頭でっかちな理屈など、通用する相手ではないのだから。わたしはひたすらに、真ん中からあふれる、この感覚のしもべになろう。そうバカボンのパパの手となり足となろうではないか。

そう思ったら、なんだかすごく面白くなってきたぞ。「これでいいのだ！！！」高らかにそういってみる。そう、なにもかもが大丈夫だ。ほんとうはわかっている。わたしはわたしのその最奥にある本質と、そこで繋がるあらゆるすべてを信頼している。ほんとうはどんなときも、一点の曇なく、大丈夫なのだ。全面的にゆだねよう。自分でそれを選んでみようと思った。

野に咲くユリのように。
地とに育まれ、天へ向かい伸びゆく。
風に吹かれるまま、雨を避けることもなく、全体の一部として惜しみなく咲き誇り、惜しみなく散りゆかん。

そんなことを思った初日であった。
これでいいのだ！！！