この素晴らしき世界 ＜177/365＞
世にも美しい秋の朝。
色づく木立を金色の光がやわらかく包み込んで溶け合う。ああ、この素晴らしき世界よ！！！
生きていることがうれしい。今日も元気に目が覚めたこと、胸いっぱいに息が吸えること、身体が動くこと、この世界の見事を瞳に映し全身で味わえることが、ただただうれしくてたまらんよ...そんなことを思いながら出勤する朝。
１年位前まで、わたしはおんなじ道のりを、囚人のように憂鬱で、重たーーい気持ちを抱えながら歩いていたなぁ...今想うとなかなかの地獄だった。あらゆることが訳もなくつらくて、何がつらいのかさえわからなくなってた。今とは真逆だ。そしてあの地獄ロードが確実に今に繋がっていることを思うと、生き抜いてくれた、歩き切ってくれた自分に、ただ感謝するしかない。「生き抜くこと」それだけで充分なのだ。キレイ事みたいだけど、すべての道は「ほんとうの自分としての開花」へと繋がっている。開いて開いて、無限に拡大する、その進化へと続いている。
みわたす限りが漆黒の闇で、何もかもが不安だったあの頃。
自分の価値をどこかに示したくて、
誰かに認めてほしくて、ひたすらに求めていた。
あの「漆黒」を知っているからこそ、今のわたしは「光」を選ぶことができる。
与えられたのでも、導かれたのでもない。自分で選び、自分が決めて、自分の意志で放つ光であるからこそ、こんなにもうれしいのだ。生きているだけで舞い上がるほどにうれしい...そんな朝が訪れる。
今日の日記は、朝、職場についてからすぐに書きはじめて、１日を終えてから書き上げるという新しいスタイルに挑戦してみた。
昨日の決意から、変容が大きくてまだドキドキしている。
満を持して未知の領域を歩きはじめたんだなーーーと実感する、やっぱりドキドキだ。
真新しい道、真新しい世界、真新しい領域へ。人生はまだまだ続く。
