「楽しい」と「大変」は表裏一体 ＜７０／３６５＞

プチ夏休み最終日。明日から仕事に戻る。
暑かったり、早起きで寝不足になったり、頭がカンカンに疲れたり、大変な日々がはじまるなーー！！
朝は行きたくない気持ちＭＡＸになると思うけれど、今のわたしにとってはすっごく楽しみなことだ。

「大変」に挑戦できることがうれしい。しあわせだ。
そして、やりきったときの爽快感とか「よっしゃー！」って思える感じがたまらない。

「楽」をすることも大好きだけど、同じくらいの熱量で、今のわたしは「大変」が大好きだ。
まったくこれは、驚くべきことである！

今日はそのことについて、少し考えてみたいと思った。

わたしはどうして「大変」なことが嫌いだったんだっけ...

そもそも「大変」よりも「楽」の方がいいことだと思っていた気がする。
なんとなくそういう風潮があったよね。
「人生を楽しもう」とか「やりたいことをするべきだ」とか「ワクワクすることをしよう」みたいなやつだ。「無理してがんばらなくていいよ」みたいのもその類だと思う。

昨日の「平和がいいに決まってる」というところにも通じる気がするけど、
誰だって、せっかく生まれてきた人生、そして「今、このとき」を、つねに思いっきり楽しみたいに決まっているじゃんね！
未熟なわたしは、「楽しい」と「楽」を見事にはきちがえたのだと思う。
「楽しく生きたいなら、大変なことはあってはいけない」というふうに。

わたしが漠然と思い描いていた「楽しい人生」というのは、めんどくさいことを一切しなくってよくって、ていうか何事にも「めんどくさい」などと思わない自分にいつかならなくては！と思っていた。
そして、無理せずに自分の力を発揮して、それが自然とたくさんの人たちの役にたって、よろこばれ、認められ、褒められたい。「ほしい」と思ったものはぜんぶ買え「やりたい」思ったことはぜんぶやれるくらいの豊かさがある暮らしが、ずーーっと続いていくというものだ。老いたり、病んだり、死んだりせずに、ずっと。

その望み自体をアホだとは思わない。
ただすべての「楽しい」には「大変」がついてくるということを、マジでぜーんぜん知らなかったんだな！と思う。
それについてはすっごいアホだと思うし、穴があったら入りたい。この年になるまでよくやってこれたね！と思っている。

おいしい料理が食べたいなら、買い物に行って、食材をえらんで、お金を払って、買ったものを家まで運ばなくてははらない。そして野菜を洗ったり、皮を剥いたり、つぶしたりおろしたり湯がいたりしなくてはならないのだ。ああ、なんという大変さだろう！
会いたい人に会いたいなら、メイクをしたり電車に乗ったりしなくてはならないし、生きている限り、毎日毎日掃除したり、お風呂に入ったり、思えば思うほど、生きること自体が「大変」の連続だ！それでもわたしは好きな人には会いたいし、おいしいごはんを食べたい。生きたい。生きていたい！わたしは生きることが大好きだ！！

「大変」と「楽しい」は表裏一体だ。
だから「大変」な思いをしたくないと思うなら、「楽しい」思いもあきらめなくてはならない。
以前のわたしは、ほんとうの「楽しい」を知らなかったなーと思う。

いいよ、いいよ。今からでもぜんぜん遅くないし。
これからは思いっきりどっちも体験していこうではないか！と思っている。

だからわたしにとっては、今、すべてのことが面白いの！
めんどくさいことをサクサクと進めてみることも、仕事にいきたくない気持ち全開で仕事にいくことも、「なんだこいつ！」と思うような人と出会うことも、もう何もかもが面白い。すべてが遊び感覚なんだわ！

遊びだからといって手は抜かないよ。どうせなら真剣に遊んでやるぜ！その方が楽しいからね！！