LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

朝がまた来る <53/365>

久しぶりに日付が変わってしまった深夜に、眠気と戦いながら日記を書いている。
もう2時だって!それはそれは眠いよねーーー!!!
わたしは今日、仕事終わりに迎えに来てくれた彼と買い物に行って、デパ地下とかで美味しいごはんとビールを買い込んで、たくさんの大切なことについて、いっぱい話し合いながらビールを飲んでいたのだった。

まもなく義父母が入院している病院のカンファレンスがあるため、笑ったり泣いたりしながら、それでも避けて通れないことについて語り合う。

そんな中まったくちがうテンションを抱えた息子が帰ってきて、食べながら飲みながらあらゆることを話す。
日本のいやなところ、ダメなところを語る人は数知れずいるのに、いいところ、好きなところを語る日本人はあんまりいないよね、みたいなこととか。

なるほど、そうだね。わたしは日本人のいやになるくらいの「生真面目さ」を愛してやまない。
電車は時間どおりにくるし、車両はちゃんと点検されていて安心だし、買い物してもおつりがあってるかどうかなんて確認したことすらない。財布をなくしても戻ってくるし、酔っ払って道端で眠っても無事である。日本クオリティで考えたら当り前のことだけど、まったく呆れるくらいに治安のよさだ。信頼に足りるこの国民性を、わたしはそこそこ気に入っている。反面、安心安全の名のもとに、多くの大切なもの、肝心なものが埋もれ、消えてしまう。
僕が僕であるために」は、なかなかむずかしい国民性なんだろうね。

そんなことを想ったり、語ったり。
楽しき中で時はビュンビュンと過ぎていく。

わたしがいつかこの世界を去ったとき「うわーーー、しあわせだったなーーー!!!」と思い返すのは、まさにこんな夜だろうと思う。日本の恒常的に麻痺したみたいな平和さも。眠気覚ましに齧るガリガリ君の触感も。「満足してないぜ...」と思いながら眠りにおちるわたしも。生きている。その真っ只中にある。

完膚なきまでシンプルな日記。
ああ、もうここまでだ。間もなく夜が明ける。