LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

「現実」をみて「現実」を生きる <38/365>

わたしが満員の地下鉄に乗って身をひそめているとき、地球のどこかでは昇る太陽が果てない大地を照らしていく。
わたしが東京の片隅で、小さなビルの一室を世界のすべてみたいに思いながら仕事をしてるとき、はるかサバンナではキリンの赤ちゃんが産声をあげている。
「あーあ明日も仕事かよ...」などと呟いてパソコンに向っている今このとき、山は水を産み、滝はほとばしり、泉は満ち満ちて、川はとどまることなく流れている。そして海へと注ぐ。めくるめく生命の循環よ...水の惑星、そのたとえようのない美しさよ...!!!

わたしはこんなふうに、定期的に目の前の縮こまった現実をぶっとばすようにしている。
もちろん秘かに行っていることだけど、もしも職場でこんなことをしていることが知られたら、わたしは間違いなくアホだと思われるだろう。今、なかよくしている煙草仲間たちもドン引きするあまり、はれもののように扱ってくるかも知れない。最悪は「扱いづらい、要注意人物」とレッテルを貼られてクビになるかも...!(違

それでもわたしは思うのだ。
「ほんとうのアホはどっちだ!」と。
人はうっかりすると6畳間サイズの目線になってしまうのが常だ。
だけど、それは真実ではない。どんなに小さく見積もり、小さく生きようとしても、すべては大いなる地球のフィールドの内にあり、そこには厳かな生命の営み、連鎖がくりひろげられている。そのすべてを育んであまりある、地球の懐の大きさよ!豊かさよ!
わたしたちは、そこに生き、生かされている1つの生命体である事実を、多くの人はあまりにも簡単に忘れてしまう。そっちの方がどうかしてるだろう。現実的なのはおいらの方だぜ!と言いたい。

この世界の常識の中で、ほんとうのことが見えなくなっていく。
常識的であればあるほど、本質や、現実にただ起こっていること、そして、自分にとっていちばん大切なことを見失ってしまう。その部分に関して、わたしは徹底的にロックなのだなーーと思った。

わたしがそんなことを思いながら睡魔とたたかっているとき、宇宙のどこかでは新しい星が生まれたりする。
そして、ぜんぶをともなってバランスしていく。この果てしなき壮大な現実の中を今日も思いっきり生きる。