LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

天国への門~汝を知れ~ <28/365>

夏の夕暮れの匂いを胸いっぱいに吸いこみながら、ビールを味わう。
強烈に「生きてるぜ!!!」と感じる。問答無用の至福のときだ。

こういう「生きてるなー!」という確かな実感を、多くの人たちはどんなときに感じるんだろう。
そして、それは「幸せだなー!」という実感とイコールだろうか。

今、ここに在るものだけで、すでに充分過ぎるほどに満ち足りていることに、人はなかなか気づかない。何かを得たり、今より多くを手にすることで、いつか「幸せになる」のだと錯覚する。
わたしもずっと、そう思っていたな。満足したらそこで止まってしまうような怖さがあった。いつも、今より多くを得なくてはいけない気がして、ザワザワしていた。「向上心をもたなくちゃいけない」と思い込んでいたからね。

そう、ほんとうに向上したいと決めるなら、それは、<今>と向き合うことからしか、はじまらないのだよ!
今、目の前にある現実、自分の正直な想い、何を怖れて何から逃れたいと思っているのか。ただ深くみて、深く知っていくことだ。「こんなにも愛されちゃってたのかよーおい!」と思うくらい、必要なすべては目の前にある。今ここにすべてが与えられ、準備されてるんだよな、と思う。


『汝を知れ』である。

うんうん、言葉にするとシンプルなんだけどね...これは心底怖いことだし、実は超ハイレベルなことだと思うのだ。
その入門は、まさに「天国」への狭き門である。ただ、どんなに時間がかかったとしても、ほんとうに中へ入ってしまえば、そこは、嘘偽りない「天国」が待っているのだ、マジで。

その「天国」がどんな感じなのかというと、
山のような夏休みの宿題を、8月15日くらいまでにぜーーんぶ終わらせることができた小学生のような感じではないだろうか。残りの2週間の夏休みを、日記系をやりながら、ひたすらに、夏を!自由を!満喫しようぜ!!という感じ!!(実体験なし)
実現することのハイレベルさを含め、我ながらうまいたとえだと思うんだけど、どうだろう?

そう、どんなに逃げまどっても、夏休みの間中「宿題山積み」という現実は消えてなくならないみたいに、誰もが「この人生でクリアするぜ!」と決めているテーマ、課題からは逃れることはできないのだ。
人生の残り時間が少なくなるほどに「もう、手に負えねえー!ていうか、見たくもないし忘れたいー!」と思うところがないだろうか。わたし自身が最近までそうだったからな...その重さとか、こじらせ感は、身をもってわかるところがある。

『汝を知れ』
そこからしか得られない、自由、安らぎ、幸せがある。開けない道がある。知りえない世界がある。

ひたすらにその道を歩み、そこから生まれくる余波がどこかに繋がればいいと思った。
同じ時代をともに生き抜いた、同世代の女性たちに伝わるような、何かができたらよいな、と強く思った。

うん、本気で歩んでいく!