おまえのものは俺のもの、俺のものも俺のもの！

奇人変人聖人日記、６日目。
今日は「あーーー、もう仕事がしたいなーーーー！」と思っている。
「仕事をしてはいけない」と言われればしたくなり「働け！」と言われればサボりたくなる。わたしは筋金入りのあまのじゃくだ。どのくらい筋金入りかというと、「あまのじゃく」と言い切った自分に対してさえも「決めつけてんじゃねーよ！」と思うレベルだ。あまのじゃくといえば反抗、反抗といえば、ロックだ！「わたしは筋金入りのロックンローラーだ」と言い換えたなら、それには抵抗しない。まんざらでもねーなーと思う。所詮その程度の筋金である。大したことはない。
よし！今日もあふれくるロック面を全開にして書いていこう！

日記をはじめてからというもの、わたしは「自分」がどう思うか、どう感じるか、どうしたいのかなど、とにかく「自分」ばかりを見つめ、向き合い、酒を酌み交わし、時間が許す限り語り合ったりしている。
ふと「自分のことばかり考えるのはよくないんじゃないか！」とハッとすることがある。「自分よりもまわりのことを優先するべきではないか？」「自分に夢中になるあまり、人様の気持ちをおろそかにしているのではないか？」「ていうか、わたし、単に自分勝手なダメなやつじゃない？やばいよやばいよー！」などなど。不安の大波小波がやってきてあわあわしたりしている。

そして、わたしはそんな一連を、まるで４コマ漫画をみるようにみているのだ。
あわあわしている自分は、砂浜で、波を怖れて逃げたり、吠えたりしている子犬のようだと思う。「間違いだったらどうしよう、失敗したらどうしよう！」と、びびってあわあわしている自分は、ただ微笑ましく、愛しさをかりたてる萌えキャラでしかない。そして、そんな想いを秘めながら、クールに「お前ってやつは・・・まったく、みてるだけであきないぜ、フッ」などと言いたいくなる。ツンデレ彼氏のように頭をなでなでしてやりたいと思うのだ。自分内バカップル状態である。

ところで、「自分のことばかり考えるのはよくないんじゃないか」というのは、わたしの大きなテーマでもある。
元カトリックの母に育てられたわたしは「自分より人を優先するのが尊く、自分のことを優先するやつは生きている価値もない、クズだ！」と思っている節がある。無意識に「人の役に立っているかどうか」という物差しで、自分の価値を計ろうとする。

反面、人のことなんか気にせずに「我が道を突き進む」的な人たちに焦がれるほど憧れる。誰がどうあろうと、自分のためにコツコツと努力したり、やるべきことをやれたり、気が乗らないことに「Ｎｏ」と言えたりできるのってステキ！と思う。わたしは、根本的に自分を大切にすること、尊重するこができなかったのだ。自分内ネグレクト。これは、立派な虐待じゃないか・・・ごめんよごめんよーーーー！

自分と自分以外。
本当はどっちも同じなんじゃないかと思う。
どっちかをおろそかにするなんて、どうやってもできないんじゃないか。
自分は人類の一部で、自然の一部で、地球の一部、宇宙の一部なのだ。

自分を大切にすること。敬うこと。幸せにすること。自分と向き合い、理解し、鍛え育もうとすること。自分として全開になること。強く大きくなろうとすること。豊かになろうとすること。そんな全部は、人類と、宇宙と、地球と、宇宙全体にしていることと同じだろと思う。

そして、今日のタイトルでもある、ジャイアンの名台詞を理解する。

自分と自分以外は地続きだ！