極みへ続く地道 ＜356／365＞

※この日記は1年365日間、連続更新に挑戦中です。＜継続＞を誓って、今日で356日目。

ピアノ5日目。
「Let It Be」に続いて、エコーズの「ZOO」、ブルーハーツの「夕暮れ」を練習している。１週間前には鍵盤を前にしてもなーーんにも弾けなかったわたしが、ヨチヨチ歩きみたいに覚束ないけど、紛れも今、弾語っているというリアル。この現実を創ったのは自分自身なのだよね。

踏み出すこと。
未熟で不完全で、ぜーーんぜんダメな自分を引き受けてしまうこと。
そして、出来るまでやろうと決めること。
この三拍子がそろうと未来が変わる。
歩き出したばかりの赤ちゃんに「こんなにヨチヨチ歩いてるようじゃ、きっと歩く才能がないのだな」などと思わないことと同じだ。失敗したり転んだりのプロセスを経て、わたしたちは今、当たり前のように歩いているじゃんね。同じようにプロセスを経ていけばいい感覚。
明日のことはわからない。だから今、この現実に溢れる希望と可能性と共に在りたい。年を重ねるほどに、心の真ん中から溢れくるもので動いていく。他のことをしている時間なんてないのだよ。

ところで、この日記に書いたことがあるかどうかわからないけど、今のわたしの家族は「音楽ファミリー」なの。
相方も息子も10代の頃からギターとかベースとかやってるから、ピアノもある程度弾けるのだよね…「こんな感じでしょ」みたいな感じでさらっと弾く様子がめちゃくちゃかっこよくて悔しい。笑。

だけど「できている人」が近くにいることは、そこを目指す者にとってはなんとありがたいことだろう。教えてもらえる、とかもあるけどさ。もっと感覚的に「できている人」が経てきた道程、積み上げた土台、そこからくる佇まいや観点から伝わってくるパワーがある。
心の勉強だったら料金を支払ってもあまりあることだなぁと思う。
極みへ、ただコツコツと向かい、ある一点を突き抜けた人だけが、言葉でも理屈でもなく、存在で現し、伝えることができるのだろうな。

ユリ：yurixlovemax@gmail.com