愛する我が「思考パターン」へ ＜259／365＞

少しずつ少しずつ、溶けて流れ出す雪のように、ゆっくりと歩もう。
土の中では、確かに春への準備が進んでいる。過程を味わいながら、この一歩を大切に積み重ねよう。
三寒四温。3歩進んで2歩下がる…さぁ、水前寺さんのように、今日も元気でいこう！

そんなことを思いながら出勤する朝。
東京は美しい。目映い晴天。

もっと、こんなことができる自分だったらいいのに。もっともっと、具体的な目標を掲げて、色んなことに挑戦してみたらいいのに…やれていない自分はダメなんじゃないか。

「もっともっと」と思考は云う。

わかるよ。
それは、今までわたしが相棒のように使ってきた、親密な思考のパターンのひとつだから。
何者にもなれないかも知れないこと、何も成せないかも知れないことが、すごーく不安なんだよね。存在価値を揺るがして、立っていられなくなるくらいに。

愛する思考よ、あなたの想いを尊重しながら、わたしは別の選択をしていくよ。
理解し、赦し、愛しながら、わたしはそこを越えていきたいのだ。

あなたがいるから、わたしは深くなる。
あなたからの恩恵を知るとき、今までわたしを強く縛っていた(ように感じていた)もの、そのものがわたしの背中を押す。全く新しい自由へ向かって。

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