LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

何ももたないことのよろこび <121/365>

アレサ・フランクリンのトリビュート、4枚組(未発表曲含)が12月にリリースですって!ああ、楽しみ...楽しみすぎるわ...!!!
わたしは正真正銘、デジタルについていけないタイプだ。ダウンロードとかストリーミングにはときめけない。ていうか、やり方もよくわからない。そして、イヤフォンとかヘッドフォンで鼓膜から直接に音楽を聴くのも苦手だ。願わくば真空管がじんじんと響くダイレクトな振動を全身で感じたい。揺さぶられたい。人と話すときは、その人の醸し出す空気感や響き、匂いも含めてコラボしたい。なのでオンライン飲み会とか、オンライン会議、SNSとか、インスタライブとか...むずかしいんだわー。おそらくわたしはデジタル化の流れにとっくに取り残されているのだろう。そして、このまま徹底的に取り残されてみるものいいかも知れない、と現時点では思ったりする...ああ、楽しみだわ、4枚組。どうやって並べようかなぁ。

反面、「デジタルぜったい無理」と思っている今の自分をわたしは信じてはいない。必要は産みの母だ。目的のためならばどんな条件も簡単にひっくり返る。苦手だと思っている奥には宝の山がある。そのからくりは認めざるをえない。

そう「自分はこうだ」という決めつけに絶対的なものなんてひとつもないのだから、もっともっと自分を身軽に、自由に、野放しにしたいと、今日は改めて思った。
中心から湧きあがる願いのままに、広大なサバンナを駆けまわり、大空を悠々と跳びまわるくらいの「自由」へ、何度でも何度でも自分を解き放ちたい。

新しいチャレンジに挑むときは真剣だけど、案外すぐに慣れ親しんでしまう。そして、新たな安全、安定の方を自動的に選ぶ。新しい習慣とか習性ができあがる。今、この瞬間のわたしが思っていること、感じていること、望んでいることが以外は、ぜんぶが「過去」だ。いつも手ぶらでいたい。この手に何を握っているかに気づき、手を放していきたいと思った。

アレサの音楽はいつも教会の音がする。
そう言ったのはミック・ジャガーだ。
最高のプレイヤーである資質は、最高のリスナーの資質と共通すると思う。

わたしはライブハウスのでっかいアンプの前に立つときみたいに、ダイレクトにみんなのほんとうの響きを感じたい。共鳴したい。そのためには、この手に握っているものはどんなものであれじゃまなんだよなーと思った。

R&Bの秋。
今宵は教会の音色に浸ろう。

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