LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

What a Wonderful World!


奇人変人聖人日記、8日目。
2週間ぶりの仕事。
こんなにもルンルンしながら仕事に出掛けるのは生まれて初めてのことだ!

コロナ以前、当たり前だと思っていた日常が一変して、今はすべてが色鮮やかに感じる。
電車の窓に流れる朝の東京の街並みも。街路樹の緑も。わたしを限界まで挑戦させてくれるお客様の無茶振りも。何故だかソワソワとしてしまう同僚との関わりも。全てが、360度、多面体のわたしを全開で映し出してくれる。

わたし、仕事が好き!生きてることが大好きだ!!

コロナウイルスのおかげで、わたしの世界は一変した。
人は「死」を意識して、「死」に向かって生きることでしか起動しないスイッチがあるように思う。
たとえば、わたしの身体が本当に死んだ時、かけがえないこととして想い出すのは、きっと特別な瞬間のことではない。
当たり前のように生きている、今のこの「日常」こそが、とてつもない奇跡だったと、何にもまさる幸せだったと思い知るような気がしている。

外では雨が降り始めた。
開け放ったベランダの窓から雨の匂いが沁み込んで、部屋中、体中いっぱいになるこの体感。心が洗われるみたいに清々しくなるこの感覚。そして、カエルになって雨の中を飛び跳ねたいと思うこの、我が衝動よ!そんなことを、生きている間に、もっともっと味わえばよかったと思うのだろう。
天気予報をみずに、山のように洗濯してしまった愚かな自分を「もっとしっかりすればよかった!」などとは、間違っても思わないのだろう。むしろ愚かな自分こそを愛おしく思うのではないか。未熟さこそを慈しむのではないだろうか。

わたしはこの日記を死ぬまで書き続けたいと思っている。そして、明日も書けるとは限らないと思っている。これが最後の文章なのかも知れない。ならば今、どんなに未熟でも、出し惜しみせずに書きつくしたい。出し惜しみせずに生きつくしたい。
ていうか、「いつ死んでも悔いがないように」なんてわたしはこれっぽっちも思っていない。この世界と共に、いつまでもずーーーっと生きていたい。あらゆる全てが愛おしくてならないから。自分を含めた、この素晴らしき世界よ!!!!!

 

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