LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

怖いなら、そのどまんなかへ向かう <205/365>

世の中はお正月休みに入ったのかしら…東京の空気がいつもとちがう。キラキラと軽いなぁ!
この街には、ほんとうはこんな街にいたくないとか、こんな仕事をしていたくない、などと思いながら俯いて、心ここに在らずに生きている人たちが無数にいるのだろうと思う。
そんな体験をできることはものすごく貴重だ。毎日が同じ繰り返しで、たまらなく退屈で、生きていることに感謝なんかできなくて、空はグレー、心はは…ロンリー?
「おいら、この世界で1人きりだ。無力だ。誰からも必要とされてない」的な孤独を、体験したいなら、ウェルカム、この街へ☆

東京の懐のデカさを想う。
わたしたちは自分にとってもドン底を、思い知りたい時期がある。内なる狂気を、みて、味わい、それが自分自身であるかのように、ゾンビみたいに生きることが必要な時期がある。東京はゾンビに優しい。破滅を許容しながら日は昇る。色鮮やかに四季はめぐる。滅びることも、命の煌めきを奏でることも同等だ。この街ではだーれも気になんかしないから。それは冷たいんじゃなくって、そういう場所であるというだけなんだな。なんだか最近そんなことを感じる。

わたしはこの数年で、まさにドン底まで堕ちきったけれど、そこを経るしかなかったのね!好き好んで堕ちたのだよね!とただ思った。つらかったのは、堕ちることを必死で拒んでいた時期だったよな。堕ちきってしまえばあきらめが訪れる。あるがままに身を委ね、開く。あらゆる執着が落ちる。あのプロセスは見事だ。これまでの人生の集大成の収穫だと思う。

自分の中に、ブラックホールみたいな果てなき闇、そして狂気を感じるのなら、ぜひ、両手を挙げて、白旗を掲げ、そのどまんなかへ堕ちてしまえばよい。ドン底は頂点に繋がる。そして、堕ちきれば案外落ち着いてしまうものだ。