LoveRocks

愛がロックする日々。感じたこと、思ったことを綴る。

王国日記『すべての「思い込み」を愛せよ』

「1人になるのが怖い」
それは多くの人が抱えているポピュラーな怖れ、「思い込み」だと思う。

わたしの場合、少しちがうかも知れないけれど、
「1人になるのは、自分が無価値な証拠だ」という「思い込み」がある。
孤独そのものが怖いのではない。
誰からも相手にされずに孤立することは、自分のダメさや変態さ、無価値さの証明であるように感じているのだ。

この思い込みのボスは「自分は無価値だ」というものだ。(かなりヘビーなようだけど、わりと多くの人がこの思い込みをもっているように思う)

そう、「思い込み」にはグループがある。
AKBグループのボスは秋元康氏であり、ハロプロ系はつんくさんであるように、
「思い込み」を見つけたとき「ボスは誰だろう」そして「どんなメンバーがいるんだろう」掘り下げてみると面白い。
誰かと関わるとき、その人のルーツやバックボーン、交友関係などがわかると理解が深まるのと同じことだと思う。

そして、なるほどなーーーと思うのは、
ほどんとの「思い込み」は、それを否定する「おせっかいキャラ」(これも「思い込み」)とセットになっていて、見事なコンビネーションで活動しているということだ。

例をあげてみると、

●否定系「わたしには生きる価値なんてないの。だって、誰の役にも立たないし、むしろわたしがいることでまわりの人が嫌な気持ちになると思う。わたしがいなくなっても誰も悲しまないし、その方がみんな幸せなのかも知れない...もう生きているのがつらい。死んでしまいたい...」

○おせっかい「そんなことないよ!価値のない人間なんてどこにもいないし、死にたいなんてネガティブなこと思ったり言ったりしちゃダメ!あなたにもきっと生きている価値がある。世界に1つだけの花だよ、オンリーワンだよ、ポジティブにならなきゃ!」

これって、一般的な会話でもよくやってるやつだよね。
どこが「おせっかいキャラ」なんだ?励ましてくれている「優しいキャラ」じゃん!思うかも知れないが、さりげない分、このタッグは気づきづらくて、こじれていることが多いと思う。

次のスクールウォーズ風・熱血親父系「おせっかいキャラ」ならどうだろうか?

○熱血「バカヤロウ!そんな弱いことでどうする!!!無価値だと思うなら、価値がある自分になるために血を吐くくらい努力してみろ!だいたい生きたくても生きられない人もいるというのに、死にたいとは何事だ!!甘えるな!根性を叩き直せ!!」

これは少しおせっかい感が伝わるだろうか。
でも、書いてみると思いのほか「ウザイし口も悪いけど、ほんとうは心優しいキャラ」のようになり驚いている。
思春期の引きこもりの娘が、やーーっとの想いで自分の気持ちを打ち明けた時の父親の回答だとしたらどうだろう。「おいおい!」と思わないだろうか。

「おせっかいキャラ」にも無数のパターンがあるけど「そんなことを思い込んでいちゃダメだ。どうにかしなくては!改心させなくては!」という共通の思いがある。そのような「思い込み」同士の関係性に気づいたときは、その「タッグ」を切り離してしまうと、意外なほどにシンプルになる。

そして「思い込み」に対しても「おせっかいキャラ」に対しても(どちらも「思い込み」なのだけど)
「わたしがじーっくりと「サシ」で向き合おう」という姿勢が大切だと思う。とことん腹を割って、心ゆくまで言い分を聞いて、気持ちを理解しすること。「そうなんだねーー、それはたいそうつらかろうなーー」と、どこまでも労わり、慈しむことだ。

「思い込み」というのは、「未承認の訴え」なんだと思うのだ。
どう思うのか、それはなぜなのか。どんなにつらかったか、悲しかったか、不安だったか...自分の中の訴えを聞きいれて、承認できるのは自分自身だけなのだ。子供にとってお母さんの代わりは誰にもできないみたいに。存在に気づき、認めてくれるのを、ずっと待っているんだと思う。「思い込み」とは、なんとも健気で、愛おしいものではないか!

タイトルの「王国」というのは、以前学んでいた魂の先生の言葉だ。
わたしが「わたし王国」の王として、その中心にきちんと君臨すること。国民(思い込み)ひとりひとりと向き合い、その声を聞き、理解し、すべての人々が生き生きと幸せに暮らせる「パラダイス」を創ることを目指している。そんなイメージで向き合っていく「ワーク」については、これから「王国日記」として書いていきたいと思う。